2010年12月06日

朝の定期便 2010-12-06(月)

 
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>今朝の最低気温4.8度(05:38;さいたま市観測点)、くもり→晴れ。

>おはようございます。早朝はくもっていましたが、今は空に晴れ間も見えてきて間欠的に陽射しがあります。

>02時36分には新月。

>作曲におけるインスピレーション(もちろん作曲以外でも同じ)とは、迷路のような要塞都市を目的地まで最も速く駆け抜けるのと似ています。

>道(作曲法、あるいは音楽の本質)を知り尽くしていなければ答えには辿りつけませんが、道を知っているからと言って最適経路が分かるとも限りません。3億円を持っていなければ3億円は使えませんが、持っていたとしても有効に使えるかどうか分からないのと同じです。

>また最短距離と最短時間も異なります。数メートルごとに右左折を繰り返したり、混み合う路地を長距離進むのは得策ではないからです。また、時間帯や季節によっても最速ルートは異なることでしょう。

>ルート選択の達人を見つければヒントが得られるかも知れません。達人の真似も最初は有効でしょうが、前述したように日時などの条件が異なれば真似は意味がないばかりか、同じ条件など2度と巡ってこない可能性もあります。少なくとも作曲では常に初めて体験する条件下での仕事となります。

>結局、私たちにインスピレーションをもたらすのは、すぐれた先人たちの行いではなく、彼らが何から学んだのかに気づくことでしょう。

>たとえば、ベートーヴェンの作品には、モーツァルトがこだわったどういう判断基準が反映されているのかを探るのはひとつの方法です。

>モーツァルトは自らの美的センスによって作曲していた可能性があるのに分析可能な楽曲構造を持っています。であるとするならば、その分析によって得られた構造理論は意味あるものと言えるでしょう。

>音楽理論書には、しばしば意味のない「偶然の符合」があたかも重要な技法であるかのように取り上げられていることがあります。その多くは著者の功名心による誤りであったり、もっとずばりと言えば「著者の限界」であったりします。

>私たちは真に優れた作曲家の楽譜から真実を探り当てるべきでしょう。

>しかし、そう簡単に真実が分かるわけではありません。わかるところまでが「私たちの限界」です。

>限界を広げたかったら、私たちは音楽だけではなく、志・覚悟・洞察力・疑い深さ・素直さ・体力・気力・しぶとさ・諦めのよさ・頑固さ・柔軟さなどを総合した「人間力」を育てるしかありません。

>いろいろとやっかいな日常生活のザワザワどもがまとわりついてきますが、それらもまとめて新しい一週間のスタートを切りましょう。

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

>昨日の最高・日最高気温は沖縄県 波照間(はてるま)観測点の27.4度(14:12)、最低・日最低気温は岐阜県 六厩(むまや)観測点のマイナス7.3度(06:37)、最低・日最高気温は北海道 網走・北見・紋別地方 留辺蘂(るべしべ)観測点の4.7度(13:08)、最高・日最低気温は沖縄県 志多阿原(したあばる)観測点の23.0度(00:20)でした。

>今日のFM番組から

・午前7時20分 気ままにクラシック(本放送)

ゲストに作曲家でピアニストの野平(のだいら)一郎さん、クラリネットの田中香織さん、チェロの宮田大さん。

番組詳細

・午後2時00分 クラシックカフェ

ドヴォルザークとスメタナ。国民主義音楽の作曲家としてのスメタナは尊敬していますが、その作品からの影響はあまり感じていません。しかし、ドヴォルザークの作曲作法からは多くを学びました(まだ新しい発見があり、今も学びつつあります)。

番組詳細

・午後7時30分 ベストオブクラシック ウィーン・フィル特集(1)ロリン・マゼール指揮 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会

ロリン・マゼール「組曲 “1984”」
ドビュッシー「交響詩 “海”」ほか

マゼールの組曲は、彼のオペラ「1984」から組まれたもののようです。これはぜひ聴ききたい。

番組詳細

>12月6日の過去のできごと

1779年 フランスの画家、ジャン・シメオン・シャルダン没。
1878年 ヴァイオリニスト安藤幸(あんどう・こう;旧姓 幸田)誕生。
1890年 物理学者、仁科芳雄誕生。
1877年 エジソンが蓄音機の試作品を完成。i-podの先祖。
1893年 太陽黒点の研究で知られるスイスの天文学者、ルドルフ・ウォルフ没。
1917年 2000人の死者と9000人の負傷者を出した、史上最大級の火薬事故、ハリファックス大爆発発生。
ウィキペディアへのリンク
1920年 混合拍子を用いた独創的なジャズの世界を切り拓いたデイヴ・ブルーベック誕生。小学生の時に「テイク・ファイブ」にノックアウトされました。
1929年 ドイツの指揮者、ニコラウス・アーノンクール誕生。
1933年 ポーランドの作曲家、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ誕生。
1950年 作曲家の久石譲誕生。

 
>ロリン・マゼールの「歌劇“1984”」から「love duet」です。



 
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posted by tomlin at 11:06| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 定期便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする