2009年06月29日

夜の不定期便 2009-06-29

 
>132016/17792。今日これまでの最高気温30.4度(12時32分:さいたま市観測点)、くもり。

>晴れて暑い一日となりました。08時には25度を超え、21時でも25.6度の気温です。明日は雨がちな天気となりそうです。明日、雨が強い時には最寄り駅までお迎えにあがります。レッスンの方は遠慮せずお電話ください。

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

>今日ご紹介するのはリストの「スケルツォとマーチ」です。これは、いわゆる“名曲”ではありません。作曲を勉強中の方なら「有為な難曲」と「無意味な難曲」についてご存知のことでしょう。音楽的な内容に対して必要以上の“難しさ”と“弾きにくさ”を要求するのは作曲家の楽器と演奏に対する理解不足です。しかし、本当に音楽表現上必要であれば人間の能力の限界まで要求できることになります。ですから易しい曲なのに「無意味な難曲」も存在するし、音楽的な内容に対して、表現が不足している曲もあり得るわけです。それは、まさに作曲家のバランス感覚であって、その方法論について記した書物に出くわしたことはありません(もし、ご存知の方は、ぜひご教示ください)。この「スケルツォとマーチ」は、その境界線に位置する作品ではないかと思われます。高度な技巧を要求する曲ですが、たしかにそれが必要であかも知れないと思わせる曲でもあります。そして、この曲はプロコフィエフの登場を予告するかのようなピアノ書法によって書かれているようにも思えます。
下記サイトから楽譜をダウンロードできます(32ページ)。Liszt,Franzのページが開いたら S.1 - S.350 (Original Works) をクリックしてください。S177が Scherzo and March (1851) です。

IMSLP

Franz Liszt, Scherzo and March (1) - Paolo Marzocchi, piano


Franz Liszt, Scherzo and March (2) - Paolo Marzocchi, piano


>では、また明日。
 
posted by tomlin at 22:10| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 不定期便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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