2011年01月30日

朝の定期便 2011-01-30(日)

 
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>今朝の最低気温マイナス3.9度(02:34;さいたま市観測点)、快晴。

>おはようございます。今日も快晴です。

>今日は七十二候の “鶏始乳”(にわとり はじめて とやに つく;太陽黄経310度)。立春はすぐです。

>ピアニストの大導寺錬太郎さんの地元、鳩山町観測点ではマイナス8.2度まで下がったようです(今季最低)。標高も高くないし(44m)、作曲工房からわずか30-40kmの距離です。この観測点が、特異的に気温が下がる理由を知りたいものです。

>冬型の気圧配置が強まって、日本海側各地で大雪の予報が出されています。岐阜県白川郷ではお寺の雪下ろしをしていた人10人が転落したというニュースもありました。エジプトの混乱から、中国の水不足、日本の政治、今夜の夕食まで、世界中の何から何まで全部心配です。

>子どもの障害に対する不安から子どもを殺してしまった母親のニュースがありました。本当に心痛むできごとです。他人事とは思えません。

息子の障害悩んだ末に 殺人容疑の母、支援団体にも相談

>日本の刑法では殺人は全て殺人なので、悪意に満ちた殺人であろうと、病に苦しむ老いた妻を楽にさせたくて起きてしまった殺人でも、殺人事件です。

>情状酌量という裁判官の裁量こそありますが、凶悪犯と(判断の誤りはあったにしても一応)善意の人が、期間こそ異なることがあっても同じ刑罰を受けるのが現実です。

>障害のあるなしに関わらず、親の心配事は子どもが自立して暮らしていけるかどうかに集約できます。障害を持つ人が暮らしていけないとしたら、それは親のせいだけではなく、社会にこそ大きな問題があります。

>現在の法律では個人は簡単に裁けますが、社会はそう簡単には裁けません。ときどき裁判官が法制度の不備を指摘する程度です。

>しかし、三権分立(これは重要)ですから、司法に立法機能はありません。

>政治・経済に疎いと公言する人が総理大臣になってしまう世の中ですが、政治家が国民から選ばれる以上、政治家のレベルはその国の国民のレベルと密接に関連があります。なぜなら国民が育って政治家になるからです。

>国民の大多数が、人生の幸福よりもアミューズメントを求める社会では政治や制度は一部の人たちが “仕方なく” 決めてしまうことになることでしょう。そして、なぜか遵法精神旺盛な日本人は立法には興味を示さないのに「法を守れ」と大合唱したりします。

>法治国家において最も重要なのは、その法律を守ることによって国がよくなる法律や制度を整えることです。これだけ「法を守ることが正義」となっている日本ですから、それだけでどんどん国が良くなっていくことでしょう。

>日本には身分制度がないということになっています。それは、誰もが、現実ではなく、単なる言葉を無批判に信じ込んでいるからです。

>国民全体の、その無批判な信じ込みが国会議員を始めとする議員全体に特権階級としての身分を与えてしまっているのです。特権階級を生み出しているのは国民の無関心かも知れません。

>日本を変えるとしたら、私たちが立法に目を向けることが第一歩であると思います。議員定数や議員報酬を議員が決めるのは全くもって矛盾に満ちた制度であることが分かることでしょう。

>少し前に取りざたされた鹿児島県阿久根市の市長と市議会の問題も、条例を変えようとした市長と条例を守る側に立つ市議会との対立の構図でした。驚いたことに、現在の法制度では市長には専決処分以外に条例を変える方法がないのです。(阿久根市長のブログ、そして阿久根問題を伝えるニュース、鹿児島県知事の声明や議員側への取材などを1年以上読み続けての発言です)

>政治に興味を持つ、というと特定の政党を応援したりする政治活動を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れませんが、そうとは限りません。なにかの事象に出会った時に、こういう時にはどのような制度、法令があったらよくなるだろう、と考えることが第一歩です。

>政治家の中には、その第一歩をまだ踏みだせていないひとも見受けられるように思われることがあり残念です。暮らしていて困ったことに出会ったら、きっとほかの人も困っているに違いありません。少しずつよい社会を目指して知恵を出し合いましょう。

>そういうことを続けていれば、きっと、次の選挙の時に誰に投票すべきであるのか見えてくることでしょう。

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

>昨日の最高・日最高気温は沖縄県 北大東観測点の20.7度(07:15)、最低・日最低気温は北海道 宗谷地方 中頓別観測点のマイナス28.0度(23:53)、最低・日最高気温は青森県 酸ケ湯観測点のマイナス11.0度(12:19)、最高・日最低気温は沖縄県 北大東観測点の15.3度(24:00)でした。

>今日の富士山頂、ついにマイナス30度を観測しています。

富士山頂観測点

>今日のFM番組から

・午前8時15分 吹奏楽のひびき リクエスト特集

番組詳細

・名演奏ライブラリー 巨匠クルト・ザンデルリンクの芸術

今日の番組でクルト・ザンデルリンクが今年99歳でいまだ存命であることを知り、自分の勝手な思い込みを恥じて驚くとともに、大変嬉しく思いました。
ザンデルリンクは特別な指揮者です。初来日は1973年、私が高校生の時でした。シュターツカペレ・ドレスデンを率いてやってきました。当時は冷戦のさなかで、東ドイツで活動していたザンデルリンクは西側では聴くことが難しい時代でもありました。その時、ザンデルリンクはすでに60歳を過ぎた頃で、年若い私には晩年に近い巨匠に思えました。シベリウスの交響曲を世に広めたのもザンデルリンクであったのではないかと思います。読響の指揮もいていて、大学時代に聴く機会があったのですがボンビーだったので聴けませんでした。
その後、内田光子さんとの協演が増えて、CDなどで聴く機会が増えました。2002年に90歳で引退するまで、ずっと巨匠でした。

番組詳細

・午後2時00分 サンデークラシックワイド クラシック・リクエスト

リクエスト先は番組詳細からどうぞ。

番組詳細

・午後6時00分 現代の音楽 音の現在(いま)マイケル・トーキー(2)

番組詳細

>今日1月30日の過去のできごと

1165年 三十三間堂(蓮華王院本堂)完成。
1697年 ドイツの作曲家でフルーティストのヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ誕生。
1948年 ライト兄弟の弟、オーヴィル・ライト没。
1948年 マハトマ・ガンディー暗殺。
1963年 フランスの作曲家、フランシス・プーランク没。プーランクと同年生まれには、指揮者のジョン・バルビローリ、ピアニストのロベール・カザドシュ、メキシコの作曲家、カルロス・チャベスらがいます。
1993年 作曲家の服部良一没。

>今日はプーランク没後48年。彼を偲ぶために「田園のコンセール」第2楽章を選んでみました。

Françis Poulenc Concert champêtre for harpsichord and orchestra, 2) Andante


 
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posted by tomlin at 13:05| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 定期便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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