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>今日これまでの最高気温16.3度(14:51;さいたま市観測点)、くもり。
>今日の夕方、11月19日(土)に開かれる「野村茎一の世界(仮題)」の打ち合わせに行って来ました。今日までに明らかになっている詳細情報をアップします。
>コンサートのタイトルは未定です。今まで地元では音楽的なつながりがなかったので「舞おりる野村茎一」とか、あるいは“いわゆる”前衛音楽ではない、という点に着目して「野村茎一 音楽の細密画展」などと考えてみましたが、未だインスピレーションに恵まれません。
>日時と会場
2011年11月19日(土)午後2時開演 蕨市文化ホール「くるる」(キャパシティ180人)
一般2000円 高校生以下1000円 全席自由
アクセス JR京浜東北線蕨駅西口下車すぐ
地 図
>プログラム
1.作曲者による作品解説と演奏
2.「フルートとピアノのための “2つのムード”」(2000/2011/初演)
3.「バスーンとピアノのためのソナタ」(2001/2011/初演)
休 憩
4.「フルートとピアノのためのソナタ」(2007)
5.「フルート、バスーン、ピアノのための三重奏曲」(2011/初演)
6.「ヴェルレーヌの詩による6つの小品」(2000)
>作品について
1,作曲者、自作品を語る
皆さんご存知のように、私の曲は生演奏でなければ伝わりにくいところがあります。ですから、最初にピアノの音とペリオーデを感じていただくためにシンプルな曲、-たとえば「子ども2α」のappendix1(絶版となっている2βで言えば「2つのポジション」)のような、作曲したとは言えないような曲を弾く予定です。ピアノの状態が良ければバイエル上巻やラジリテ、ツェルニーなどから選曲するかも知れません。
2.「フルートとピアノのための “2つのムード”」(2000/2011/初演)
2000年に書いた「アルトサクソフォーンとピアノのためのソナタ」を基にした作品。私としては非常に気に入っている曲で、今後、同じ線上では、これを超えることは難しいでしょう。ウラノメトリア以前を象徴する1曲。
3.「バスーンとピアノのためのソナタ」(2001/2011/初演)
この曲にも原曲があって、それは通称「夜の組曲」というトリオ作品。この曲は、最後に演奏される「フルートとピアノのためのソナタ(2007)」も生みだしている曲です(どこも似ていないのですが)。「フルートソナタ」が、この作品からあまりに遠いところへ行ってしまったので、「バスーンソナタ」では、原曲に近い形で降臨させました。バスーンのスタンダードナンバーになることを目指して書いた意欲作。全5楽章。
4,「フルートとピアノのためのソナタ」(2007)
完成度の高さという点では、今のところ私の曲の中で一番だと思われる作品。完成におよそ7年を要しています。初演は2007年にフルート;中島恵さん、ピアノ;尾崎知子さんのペアで。今回はフルート:前田有文子さん、ピアノ:坂本景子さんのペアで。
5.「フルート・バスーン・ピアノのための三重奏曲」
現在作曲中の新作。忘れられない曲となることを目指しています。
6.「ヴェルレーヌの詩による6つの小品(2000)」
ピアニストの三浦京子さんと齋藤さわ子さんからの委嘱によって書かれた連弾作品。初演もお二人。再演は、私も把握しきれていません。楽譜をダウンロード販売したために広まったと考えられる曲です。「恋人のくに」「恍惚」「パントマイム」「秋の唄」「カテドラルよりも」「木馬」の6曲。
>このほかにも「2台のピアノのためのソナタ(2004/2010)」が演奏されるコンサートも計画されていたのですが、東日本大震災の影響で予定していたホールが使用できなくなり、またの機会へとなりました。
>みなさん、ぜひ “野村茎一の作品を知らない人” 、あるいは “野村茎一の室内楽作品を聴いたことがない人” を誘ってお出かけくださるようお願い申し上げます。ウラノメトリアの世界とは一味違う音楽世界へお連れいたします。