2011年08月27日

朝の定期便 2011-08-26(土)

 
>145980(←トップページアクセスカウンタ)/47011(←定期便アクセスカウンタ;内部カウンタによる昨日の実訪問者160人 / 378ページビュー)。

>今朝の最低気温22.1度(05:18;さいたま市観測点)、くもり(明け方まで雨が降っていました)。

>おはようございます。もうすぐ午前のレッスンがはじまってしまうので、更新ボタンをクリックするのは正午頃になりそうです。

>昨夜は雨が降っていたので、景色は雨上がりです。我が家の雑草ガーデンも夏の盛りを過ぎた佇まいを見せています。

>作曲工房にはいろいろな中学校に通っている子どもたちがいますが、既に今週半ばから新学期が始まった学校も、伝統的な9月始まりの学校も、9月中旬に新学期がスタートする学校もあって、私の頃とはすっかり様変わりしています。

>中学生になった子たちには、作曲工房のオリジナルテキストである「日本語表記の技術」や「学校では習わない漢字」、「“カラーコード”から“コミュニケーションツールとしての座標表現”あるいは“フォネティックコード”まで」などをレッスンします。

>「学校では習わない」というだけで「それって意味あるんですか?」などと言う子もいますが(たいてい偏差値70以上のいわゆる“できる子”)、すこしたつと、学習指導要領がスペシャリストの育成を目指すものではないことに気づいてきます。

>つまり、学校の勉強は必須ではありますが、何かをやろうとしたらそれだけでは全然足りないということです。

>知識でなんとかするには、世界は広すぎ、人生は短すぎます。事実を読み解くスキルを身につけることだけが私たちを日々変えていってくれます。

>それらのスキルは、なぜ古代人のアリスタルコスが月と太陽の距離の比を求めることができたのか、また、レオナルドが何に着目して絵を描いたのか、ベートヴェンが彼以前の天才たちからどうやって「何が分かる力を天才というのか」を学んだのか、アインシュタインは、なぜマイケルソンとモーリーの光速度測定実験が失敗したのではなく、光速は観測者にとって常に一定であると認めたのか、あるいはディラックやシュレーディンガー、ハイゼンベルクらが、なぜ一見しただけでは観察した“事実”とは矛盾するような世界を“本当の事実”と認定して量子力学への道を開いたのか、などについて考えることによって徐々に身に付いてくることでしょう。

>かなり過去にさかのぼりますが、ブレーズ・パスカルがトリチェリ(ガリレオの弟子)が考案した水銀気圧計を山上に運ばせて、高度によって気圧が下がることを確かめ、宇宙が真空であることを示唆しました。

>20世紀に入っても、地球人たちは「宇宙は真空なので推進力を得ることはできない」と考えていました(事実と認識との齟齬)。ところが、コンスタンチン・ツィオルコフスキーは19世紀末には作用・反作用によって宇宙飛行は可能であるという「ツィオルコフスキーの公式」を数式化して発表します。ライト兄弟が動力飛行に成功する6年も前のことでした。その論文が衆目を集めることはありませんでした。

>しかし、ロバート・ゴダードは、その理論は正しいと考え、論文「高高度に達する方法」を発表し、世界最初の液体ロケットを打ち上げ、41フィート上昇させることに成功しました(もちろん大気中で)。ニューヨークタイムズは、ゴダードが「高校で学ぶべき知識を持っていないようだ」と痛烈に非難しました。

>もし私たちがそれぞれの時代に生きていたらどちらの側に立っているでしょうか。ニューヨークタイムズの記事を読んでゴダドのことを変人と思ったかも知れません。

>作曲工房のレッスンの目標は、常に事実の側に立とうと努めることです。自らの認識に事実との齟齬があれば、望みはそもそも実現しません。レッスンする私も齟齬だらけです。だから何も押し付けません。しかし、事実にたどりついた人々については伝えたいと思います。

>「原子力の平和利用」という矛盾だらけの言葉にも人々の事実に対する齟齬が充満しています。原子力発電所は、核兵器を持たない国にも核攻撃を可能にします。原子力発電所を爆撃すれば、相手の予算で大きな破壊力を得ることができます。

>少しでも可能性があることは、いつか起こります。日本ではないかも知れませんが、原子力発電所や核研究施設施設がなくならない限り、いつか世界のどこかで起こることでしょう。

>さあ、考えましょう。ヒントが必要な時には(手前味噌ですが)作曲工房の音楽コラムがお役に立てるかも知れません。

>では、楽しい週末を。定期便、はじまります。

>東京における今日の日の出は05時08分、日没は18時17分。かなり昼間が短くなってきました。

>気象庁地震情報

昨日の更新時から今までに、M5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震はありませんでした。

各地の震度に関する情報

>気象情報

台風第11号(ナンマドル)は、最新情報(テレビの気象情報)によると中心気圧920hPa(現在のアメダス情報では930hPa)となっており、最大風速も速くなり“猛烈な”台風のカテゴリーに成長しています。停滞気味なのでフィリピンでは大きな被害が出ているかも知れません。
台風第12号(タラス)も海水温の高い領域にありますから、これから発達する可能性があります。進路予想図の左上に見えるのが九州南端です。

台風第11号(ナンマドル)

台風第12号(タラス)

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

>昨日の最高・日最高気温は千葉県 牛久観測点の35.3度(14:12)、最低・日最低気温は北海道 十勝地方 上札内観測点の11.1度(05:06)、最低・日最高気温は北海道 根室地方 羅臼観測点の16.5度(09:07)、最高・日最低気温は沖縄県 石垣島観測点の28.4度(06:50)でした。

>観測史上1位の値 更新状況

アメダスでは「お隣さん」の東京都練馬区観測点で8月の1時間降水量の観測史上第1位更新がありました。

昨日8月26日

>今日のFM番組から

・午後7時20分 名曲リサイタル

前半がソプラノの日野妙果さん、ピアノは小林道夫さんです。後半は古楽器アンサンブルのリクレアツィオン・ダルカディアの皆さんです。

番組詳細

・午後9時00分 名曲のたのしみ ハイドン その音楽と生涯(77)

番組詳細

「ミサ曲 第12番 変ロ長調 “ハルモニー・ミサ”」ほか。

>8月27日の過去のできごと

B.C.551年 中国の思想家で儒教を大成させた孔子誕生。
1521年 初期ルネッサンスの作曲家ジョスカン・デ・プレ没。私のレッスンでは音楽史上、最初の特筆すべき作曲家(全10人中)という位置づけ。
1576年 ルネッサンス期のイタリアの画家、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ没。
1994年 バロック期のスペインの画家、フランシスコ・デ・スルバラン没。
1770年 ドイツの哲学者、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル誕生。日本の学校制度で言えばベートーヴェンと同学年。
1883年 インドネシアのクラカタウが大噴火。その火砕流は海上40kmを超えてスマトラ島ランボン湾にまで達し、甚大な被害をもたらしました。死者36417名。2004年のスマトラ島沖地震以前のインド洋最大の津波災害。成層圏に達した噴煙の影響で、その後数年に渡って異様な色の夕焼けが観測され、有名な、ムンクの「叫び」もこの時の夕焼けがヒントになっているとも言われています。
1890年 アメリカのシュールリアリストで絵画・写真・彫刻・映画など多分野で作品を制作したマン・レイ誕生。
1896年 詩人で童話作家の宮沢賢治誕生。
1910年 カトリック教会の修道女マザー・テレサ誕生。
1939年 ドイツのハインケル社の、世界初のジェット機He178が初飛行に成功。
1949年 日本画家の上村松園没。
1957年 茨城県東海村の原子力研究所で日本最初の原子炉が臨海に到達。日本の原発も設計寿命を迎えるものが多くなってきています。廃炉に関する技術は、実はまだ十分ではなく、今後が心配されます。再生可能な新エネルギーへの移行と、少ないエネルギーで生活する新しいライフスタイルの確立が望まれます。
1965年 フランスの建築家、ル・コルビュジエ没。
1967年 5人目のビートルズと言われたマネージャーのブライアン・エプスタイン没。

 


 
ラベル:
posted by tomlin at 12:06| 埼玉 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 定期便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>茨城県東海村の原子力研究所で日本最初の原子炉が臨海に到達。

「内陸にあった原子炉が、泳ぎたくて海際にずるずる歩いていった」
の図を想像してしまいました :-)
Posted by みわちゃん at 2011年08月28日 20:54
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