2011年11月05日

朝の定期便 2011-11-05(土)

 
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>今朝の最低気温10.8度(06:40;さいたま市観測点)、雲の多い晴れ。

>おはようございます。

>少なかなぬ地震研究者が、遠からず日本に大地震が起こる可能性を示唆しています。

>原発震災という言葉を使って以前から「新しいタイプの地震災害」を警告してきた神戸大学名誉教授の石橋克彦さんは「日本中、いつどこで大地震が起きても不思議はない」と書かれています(東海地震に備えることを提唱した地震学者です)。
石橋先生に関するリンクが一番下にあります。

>また北海道大学 地震火山研究観測センターの森谷武男教授は、より詳細な前兆現象を基に強い地震と津波の襲来の可能性について述べています。

再びマグニチュード9の地震が発生する可能性があります

>まだ日本の地震研究界は大地震の発生を予測した実績がありませんから、あくまでも可能性ではありますが、私たちは地震が実際に起った時に「まさか起こるとは思わなかった」とは言いたくありません。

>ここから先は想像力と覚悟の問題です。想像力とは事実に基づいて未来像を描くことです。

>寝室の箪笥が倒れてきて自分が下敷きになった時に、果たしてそれを自力で持ち上げ脱出できるのか。そもそも箪笥が倒れてきた時に大怪我、あるいは運悪く圧死してしまう可能性はないのか。

>仮に生き延びたとして、消防署や警察署も被災するわけですから、地震発生当初には救援が望めないこともあり得ます。その危機を乗り切るには自助努力が必要になります。火災の時には2階や3階から直接地上に降下するための、避難ハシゴが家族の命を救うかも知れません。

>災害が真夏ならば水が、真冬であるならば暖をとる対策が即座に必要になることでしょう。

>だからといって、完璧な対策などあり得ません。もっとも重要な対策は「物」ではなく、考えることです。

>仮に福島第一原発4号機の建屋倒壊のニュースがあった時、半径数百キロに放射能の被害が及ぶと考え、日頃から避難すると決めていた人は、直ちに避難行動をとることでしょう。

>テレビに釘付けになっている人は、その時初めてどうすればよいか考えはじめる人たちです。しかし、数分で決断することは難しいでしょう。おまけにテレビでは「落ちついて行動してください」と呼びかけています。

>落ち着いて行動するというのは「テレビの前でじっとしていてください」という意味ではありません。以前から蓄積してきた情報に基づいて冷静に判断し、迅速に津波や原発から離れるというような有意な行動を取ることです。

>どこに逃げるのかも事故を起こした原発、あるいは津波の被害を受けた地域によって異なることでしょう。

>本当に第2の原発震災が起きた時、関東に居住する我が家では、浜岡原発に被害が及ばなければ西に、被害があれば直ちに日本海側へ、また東海・東南海・南海地震ならば大羽山脈の北側へ、さらに北海道へなどとさまざまなルートを想定し、それが正しい考えなのかどうか、日々考察を重ねています。

>困難は多くあります。仮にクルマで避難するとしたら、地震発生後直ちに行動を開始しないと道路が渋滞することは3.11で経験済みです。

>我が家の小さなクルマに5人乗ると、水と食料はわずかしか積めません。これは大問題です。

>クルマの中で寝泊まりするとなると、冬の車内は容赦なく低い温度になります。クルマ内はエンジンを切ってヒーターが効かなくなれば、外の気温と大差ない温度に下がります。防寒対策は想像以上のものなのです。

>今まで書いてきたことは、これをすぐに真似てくださいという意味ではありません。日頃からシミュレーションしておかないと、その場になって初めて気づくことばかりであるということをお話したかったのです。

>繰り返しますが、冷静に行動することは「騒がずにテレビの前に座っていること」ではありません。むしろ、その逆です。日頃から備えてきた「災害時の行動指針」を冷静に実行することです。臨機応変は重要ですが、その場になってからどうすればよいか考え始めても間に合いません。

>イチロー選手がフェンスを駆け登って、ホームラン性のヒットをキャッチしたとき、彼は「そのコースに球が飛んできた時のイメージトレーニングは済んでいましたから」と答えました。これこそが地震への備えと重なります。

>また、地震が来なかったりすると「なーんだ、来なかったじゃないか」などと言う人もいることでしょう。それは他人まかせな考え方をしているからです。地震に備えるかどうかも自分自身の判断で行わなければ、本気で備えることはできません。人に言われたくらいで「十分な備えができない」のは当然です。

>一切「備えない」という考え方もあります。全て運命に従うという死生観、人生観の人は、それで潔(いさぎよ)いと思います。ただし、家族があるならば、巻き込むべきではないでしょう。

>長々と書きましたが、これらは地震についてのみ当てはまるものではありません。進学、あるいは進学しない。就職、あるいは就職しない。結婚、あるいは結婚しない。健康管理、あるいはそれをしない。老後の備え、あるいはそれをしない。すべて、日頃から考えていないと正しい選択はできないという点で、共通しています。

>想像力は事実の把握力と比例します。レオナルドが考えたとおり、全ては観察(事実の把握)から始まります。

>気象庁地震情報

各地の震度に関する情報

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

>昨日の最高・日最高気温は沖縄県 石垣島観測点の30.0度(15:29)、最低・日最低気温は北海道 十勝地方 ぬかびら源泉郷観測点のマイナス4.1度(05:35)、最低・日最高気温は青森県 酸ケ湯(すかゆ)観測点の10.6度(13:54)、最高・日最低気温は沖縄県 安次嶺(あじみね)観測点(01:20)、同県 石垣島観測点(07:07)の25.8度でした。

>観測史上1位の値 更新状況

多くの観測点で11月の最高気温の観測史上第1位が更新されています。

昨日11月4日

>今日のFM番組から

・午後7時20分 名曲リサイタル NHK文化祭 特集・親と子のためのコンサート 2011

今日はピアニストのスタニスラフ・ブーニンとヴァイオリンの山根一仁の両名を迎えてスタジオから生放送です。

番組詳細

・午後9時00分 名曲のたのしみ ラフマニノフ その音楽と生涯(5)

「悲しみの三重奏曲 作品9」
「6つの歌曲集 作品8から 第1曲“すいれん”」

番組詳細

>11月5日の過去のできごと

1854年 西日本で大地震、大津波で8万戸が流出。3千人を超える死者。
1879年 イギリスの物理学者ジェイムズ・マクスウェル没。
1895年 ドイツのピアニスト、ワルター・ギーゼキング誕生。
1905年 奈良、大和路の写真家、入江泰吉(いりえ・やすよし)誕生。
1921年 ハンガリー出身のピアニスト、ジョルジュ・シフラ誕生。
1955年 フランスの画家モーリス・ユトリロ没。
1989年 20世紀ピアノ界の巨匠ウラディミール・ホロヴィッツ没。
1992年 オランダの天文学者、ヤン・オールト没。


>石橋克彦先生が2011年5月23日に参議院行政監視委員会で発言した内容を文字おこしした記事です。ちなみに、石橋先生は2005年2月23日の衆議院予算委員会の公聴会で、原発震災についての対策の必要性について強く主張しています。国会議員側に想像力(事実を捉える力)が足りず(為政者には何よりも重要な力です)、その後、何の対策もなされることなく、今回の原発震災が起こるべくして起こりました。

石橋克彦発言 参議院行政監視委員会(文字おこし)

 
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posted by tomlin at 11:20| 埼玉 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 定期便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふむふむ・・・日頃から
しっかり考えていきたいと思います(^^)
こないといいですね〜地震・・・(^^;)
Posted by まり at 2011年11月05日 11:46
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